◆◇障害者のコーラスグループ◇◆
  グループ三田と 仲間たち
               結成十九年目にして 初コンサート


  こんにちは。グループ三田です。私たちメンバーの出会いは、昭和五十六年、港区三田にある東京都障害者福祉会館で開かれた、障害者のためのコーラス教室にさかのぼります。

 講師は東京ミュージックボランティア協会の赤星先生で、協会主催の『みんなの音楽会』に出場させていただきました。この経験に気をよくしたメンバーの「この後も続けたい」という声を先生が受け止めてくださり、月二回新宿のスタジオで歌う場を提供していただいたのです。

 メンバーは仕事の帰りに集まっては、好きな歌を歌い、気晴らしにもなりました。これまでの間には、メンバーが集まらずあわや消滅かという危惧もありましたが、その度になんとか乗り越えながら現在は十四名が楽しく歌い続けています。

 十年程前から、メンバーの誰彼とはなく自分たちの歌を作ろうといいだし、一年に一曲ずつ、オリジナル曲を「みんなの音楽会」で発表するようになりました。同時に、都内を始め近県にも歌う機会がひろがり、いろいろな場で素敵な出会いを生んできました。オリジナル曲も十年で十曲を越え、いつかCDにしてみんなに聴いてもらいたいね、という夢物語は現実味を帯びてきました。

 だんだんメンバーの身体もしんどくなっていくし、夢に終わらせないでここで思い切ってやろうと、メンバー一同奮い立ち、この間みんなでためてきたお金をもとにCD制作計画を実行しました。いざ動き始めれば、ジャケットデザイン・印刷、アレンジ、伴奏、レコーディング、盤制作・・・と、様々なジャンルの方たちにご協力をいただき、あれよあれよという間に立派なCDができあがりました。レコーディングは青山のリトルバッハスタジオ。緊張の中、まるで歌手になったようでした。グループ三田の歌声は、発声の困難な人や、息が続かずぷっつりと切れてしまう人などが重なり合い補いあいながら、それが不思議なコンビネーションを形づくっています。そして何よりも、みんなが歌うことを楽しんで、ひとつになっているのです。

 グループ三田十八年の集大成CD『いのちたちよ』。ぜひ聴いてみてください。また、CD発表を記念した、セシオン杉並での初コンサートで、生のグループ三田に触れてください。いのちのちからで、きっと元気がでるはずです。