環七沿いのウインドウから、見上げるような大きな銅鑼が見えます。直系214pもあるそうです。ビルの1階から3階まで、ずらりとめずらしい楽器が並んでいます。
ティンパニーやマリンバなどの横には、木製のおもちゃの鉄砲(ポンと音が出るもの)や、ふりまわすとセミの音が出るもの、木魚、カウベル、酒樽など、所狭しと並んでいます。その隣には、お寺でお経を上げるときに使う鐘がズラリ。三オクターブも揃っているとか。
―音の出そうなものは、何でもありそうですね。
★「そう、何でも試して音色を覚えておくんです。いいものは、豆腐屋のラッパでも、木魚でも、10個でも20個でも、買ってしまう。韓国に行って、木魚をたくさん買って来た時ね、成田の税関が、『この段ボール箱は何だ』って聞くのね。『木魚だ。』『何で穴が開いているんだ!』(笑)。麻薬でも隠してあると思ったんですかね。で、ようやく『通ってよし』と言われて、ダンボール箱を持ち上げたとたん、箱の下がぬけて、木魚がすごい音を立てて、落ちてね。何事かって、事務所から人がドッと出てきましたよ。」(爆笑)
―これは、教会の鐘ですか?
★「『展覧会の絵』で使う、Eフラットの鐘ね。250sもあるから大変。ヨーロッパ公演など、旅回り用に小さな鐘も用意したよ。」
―太鼓の皮や工具類も、たくさんありますね。楽器の修理から、新しい楽器をつくることまで、オールマイティだそうですね。
★「長野の冬季オリンピックの開会式で、ゆきんこが鈴を鳴らしていたでしょう。あの鈴を依頼されたときね、チリチリーンっていうダイヤモンドダストのイメージで、これだ!と思ったのが、数年前、仙台の駅前の農機具屋で売っていた、熊よけの鈴。で、仙台の友人に「買ってくれ」と依頼したのだけれど、その農機具屋はもうつぶれちゃってた。あちこち探したけど見つからない。しかたないから、買ってあった一個を頼りに、作っちゃった。結果的には、錆止めを塗らなかったから、前よりいい音がしたね。」
―スタジオもあるんですね。 
★「日本のオーケストラの多くは、練習場を持っていないんですよ。杉並と日フィルがフランチャイズで提携しているけれど、それだって専用の練習場ではないから、楽器は倉庫。練習できないでしょ。
そういうグループがたくさんあるので、練習場も二つ、つくりました。楽器は、うちに山ほどあるし、特注で天井を高くしてあるから、音の抜けもいい。」
―ところで、貞岡さんは、お住まいも、高円寺ですか?
★「そう、この店のすぐ近く。子どもは、杉八小学校に通っています。高円寺は大好き。変わっていて、面白い街だね。個性的で、干渉しない。物価が安いし、とにかく住みやすい。『たま』という個性的なグループ、あれも高円寺ですよ。僕らが捨てた楽器を拾って、たたいていましたよ。」
―高円寺社会教育会館が、閉館になって、和太鼓など打楽器の練習場がなくなって困っていたので、ぜひ紹介したいです。
★「え、あそこ、なくなったんですか!うちの周りは環七と倉庫。二十四時間、練習できますよ。」
―「環七で思い出したのですが、『すぎなみ文化通信』のスタッフから、「環七を、丸一日通行止めにしちゃって、大道芸などのイベントが出来ないかなっていうアイディアが出ているんですけれど、どうでしょうね。」
★「面白いね。環七は都道だから、やろうと思ったら出来るでしょう。妙法寺から高円寺陸橋まで止めちゃうか!」
―貞岡さんは、地域のイベントにも興味ありますか?
「久我山に住んでいたとき、娘の通う幼稚園で、何かやったりしましたね。いろんな人を知っているから、紹介する事も出来ますよ。楽器のことなら、何でも聞いてください。
地域で使って欲しいんですよ。
―心強い味方ができて、うれしいです。音楽は楽しまなくっちゃ。地域文化も、みんなで豊かに創っていきたいです。今日は、本当にありがとうございました。
ユニークなレンタル楽器、一日500円から。イベントや教材に、活用してみては?
(聞き手:竹内ゆかり)
プロフェッショナル・パーカッション

打楽器全般を専門的に扱っています。
レンタル、販売、修理、調整、またスタジオ業務まで、幅広く対応しています。
〒116-0003東京都杉並区高円寺南 2-37-21
TEL:03-3314-6811/FAX:03-3314-0578
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TypeA 高さ3.8m18坪 一時間 3000円〜4000円
TypeB 個人・小編成の室内楽の練習に 一時間1000円
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