共同井戸のある 路地
西荻窪駅南の一角。表通りから一歩入ったところにある。
共同井戸を囲うように、木の板を横に張った下見板張りの家が建ち並ぶ。井戸の手押しポンプはすでに無いが、足元にはコンクリートの流しがあって、かつては洗濯や水汲みに来た人がぺちゃくちゃと話をはずませていた姿が思い浮かぶ。
建物の一階には、木の格子がはめられて、外からの視線を切りながら風を通す工夫がされている。玄関の格子や縁台も加わって心をなごます。妙に身近な空間が演出されている。
金田正夫
(建築家・ギャラリー無垢里)